南アフリカについて


正式名称は南アフリカ共和国。インド洋と大西洋に挟まれたアフリカ大陸の最南端に位置する国です。様々な民族と文化が入り混じる国家で11言語が公用語に認められています。国土は日本の3倍以上もあり、様々な海流などの影響をうける為、場所によって気候が違い、季節は日本と逆です。国全体をみても3,000m級の高山や高原、砂漠、サバンナなど変化に富み、街にはヨーロッパ風の建物が整然と並びます。野生動物の種類も多彩で、クジラやペンギンなど海の動物に会えます。また、ロブスターなどのシーフード、バッファローやワニなどのアフリカ風ジビエを、名産のワインとともに楽しめるグルメ王国です。

ルイボスの産地 セダルバーグ山脈


アフリカ大陸最南西端・喜望峰から約300キロ北にセダルバーグ山脈はあります。この地域ではルイボスの生育にとって最高とも言える環境が揃っています。そこはとても乾燥した地域で、朝晩の寒暖差が30度以上になることもあります。人が住むには厳しいこの環境こそが、野生のルイボスが育つために必要な条件なのです。現地では「赤い籔の奇跡」と呼ばれていて、ルイボスから作られるお茶は、健康維持に役立つ飲料として何百年も前から原住民の間で代々受け継がれています。

人気の観光地 ケープタウン


ルイボスの産地であるセダルバーグ山脈から250kmほど離れた場所にあるケープタウンは、世界中からリゾート地としても人気の観光地です。17・18世紀はオランダの植民地であり、19・20世紀までイギリス領であった為、街中はヨーロッパの雰囲気が感じられます。中でも「ボカープ」エリアではカラフルな家が並ぶ歴史のある場所で、どこの風景を取ってもおしゃれな写真が撮れることから人気です。
ケープタウンのシンボル的な「テーブルマウンテン」はその名の通りテーブルのような形をした山で、ケープタウンのほとんどの場所から見ることができます。頂上へは360度回転するロープウェイで登ることができる人気観光スポットです。そんな「テーブルマウンテン」に並び、有名な観光スポットがケープ半島に位置する「喜望峰」です。断崖絶壁と波しぶきが大迫力で、大自然を感じることができます。ケープ半島はそのほとんどが国立公園で、世界遺産に指定されています。公園内にある「ボルダーズビーチ」はケープペンギンの生息地で、ビーチに入ることはできませんが、海岸沿いの歩道から3000羽以上のペンギンを間近で見ることができます。